世界チャンピオンのカデル・エバンス(30=オーストラリア)が18日、来年1月のツアー・ダウン・アンダー(オーストラリア)にともに出場予定のランス・アームストロング(38=米国)について「今年、カムバックしてきたよりは怖い存在になるだろう」と語った。エバンスはBMC(米国)、アームストロングは新チームのラジオシャックと、ともに移籍しての参加となるが、エバンスは「2009年よりは進化している。まったく違うレベルのアームストロングを2010年には見る事になるだろう」と警戒している。

 エバンスが契約したBMCはプロコンチネンタルチームで、ツール・ド・フランスもツアー・ダウン・アンダーと同様のワイルドカードでの参加となる。リスクを承知でサインしたエバンスは「BMCはビッグチームではないが、成長しているチームに参加することは興味深いことだ」と、得るものが大いにあるとしている。