<全国高校バスケット選抜優勝大会:大阪薫英女学院94-55相模女大高>◇女子2回戦◇24日◇東京体育館

 高校総体準優勝の雪辱に燃える大阪薫英女学院(大阪)が、相模女大高(神奈川)に94-55で完勝した。大阪はエース大城利佳(3年)が、試合時間40分の半分にも満たない17分4秒の出場ながら、チーム最多の13得点をマークし、勝利に貢献した。

 長渡俊一コーチ(63)は「ゲームプランとは全く違う試合運びとなった」と言いながらも、選手たちの成長に目を細めた。「大城以外はまだまだ経験不足が否めないが、2年生スーパーサブのヴィヨー、青木、田中(真)がいい動きをしてくれた。2年生の畠中もセンターでゲームメークしてくれた」。一方、課題は金沢総合(神奈川)との高校総体決勝戦から「できていない」というオフェンスのリバウンドと、インサイドでのディフェンス。「この試合でも修正されてはいないので、今後改善が必要だ」と気を引き締めた。