<柔道:グランドスラム東京2011>◇最終日◇11日◇東京体育館◇男子=100キロ級、100キロ超級、女子=70キロ級、78キロ級、78キロ超級

 日本勢は女子が全3階級を制し、男子は2階級とも優勝を逃した。

 女子は70キロ級で上野巴恵(22=三井住友海上)が決勝でブランコ(スペイン)から1本勝ちし優勝。78キロ級では緒方亜香里(21=筑波大3年)が、決勝で今年の世界選手権覇者ハリソン(米国)から1本を奪い2年ぶりの優勝を果たした。女子78キロ超級は、昨年の世界柔道2階級制覇の杉本美香(27=コマツ)が、世界ランク1位の田知本愛(22=ALSOK)に決勝で優勢勝ちし初優勝した。

 男子は男子100キロ超級で鈴木桂治(31=国士舘大教)が初戦敗退するなど、4人全員がベスト8止まり。男子100キロ級も、エース格の穴井隆将(27=天理大職)が準決勝で破れた。

 大会は全日程を終了。今大会は男子が7階級中5階級、女子は7階級中6階級を制して幕を閉じた。