米インディカーシリーズのインディジャパン(9月16~18日)が今年限りで終了することが決まった。会場の栃木・ツインリンクもてぎを運営するホンダ子会社のモビリティランド社が9日、発表した。大島裕志社長名で「昨今の経済環境の中、インディカーシリーズを招致し、継続して開催することは極めて困難であるとの認識から、IRL(シリーズ主催者)との合意のもと、このたびの決定に至りました」との文書を発表した。

 ツインリンクもてぎは日本で唯一オーバルコースを持つサーキットとして97年に開業した。翌98年から前身のCARTのレースを開催し、今年は14回目。初開催以来、赤字が続いていた。

 同シリーズには元F1ドライバーの佐藤琢磨(34=KV)がレギュラー参戦し、ホンダもエンジン供給している。ホンダ広報部は「供給を続けることは変わりない」としている。供給契約は13年まで結んでいる。