女子テニスのクルム伊達公子が、シングルス1回戦で日比万葉(フリー)に4-6、2-6で敗れた。

 44歳のクルム伊達は「結果は出なかったが、私としては前進。戻らないと思っていたものが、いいふうに転がり始めた」と語った。

 右肩、左肘などの故障で精彩を欠くが「ここ数カ月で一番ラケットが振れていた。変化の始まりの日になると信じたい」と手応えを強調。

 5月下旬の全仏オープン予選に向け「モチベーションは上がるが、自分のテニスが生かせる芝にピークを持っていけるようにしたい」と話し、全仏後のウィンブルドン選手権への意欲を口にした。