国際バスケットボール連盟(FIBA)は19日、スイスで常務理事会を開き、昨年11月に日本協会に科した、無期限の国際試合出場停止処分の解除を決めた。

 日本協会からは大河正明事務総長らが出席し、国内男子リーグの統合など改革の成果を報告。FIBAからは評価を受けた。

 常務理事会ではユニバーシアード夏季大会(7月・韓国)などへの日本代表派遣、リオデジャネイロ五輪のアジア予選に向けた国際親善試合の実施が認められた。処分解除はFIBA理事会(8月7~9日・東京)の承認を得て、正式に決定する。

 昨年11月の処分を受け、日本では1月に川淵三郎氏らによるタスクフォースが発足し、改革を進めた。FIBAが求めるリーグ統合問題では、NBLとTKbjリーグのほぼ全チームが来年10月開幕の新リーグに参加予定。日本協会は5月に川淵氏を新会長とする新体制を発足している。