卓球女子の福原愛(26=ANA)が9日、ワールドツアー中国オープンを終え、開催地の成都から成田空港に帰国した。準々決勝では世界ランキング1位の丁寧(中国)に3-4と大善戦も惜敗。「今までの試合で一番悔しかった」と振り返る一方、「トップとの距離が縮まってきている。目の前までつかめるものが出来ていると、成長を感じられたし、自信になりました」と笑顔も見せた。

 8日に発表された世界ランクは、7月の9位から6位にアップした。成田空港で報道陣に伝えられて初めて知ったが、「ランクは一番大事なはずなんですけれど、試合ももっとしたいと思うほど、今までで一番卓球が楽しい」と充実感に満ちあふれていた。9月上旬に発表される世界ランク日本人上位2人に、16年リオデジャネイロ五輪の女子シングルス代表権が内定する。