来年のリオデジャネイロ、2020年東京両五輪に向けて期待される3年生の今井月(岐阜西)と池江璃花子(東京・小岩四)が貫禄の2種目制覇を果たした。

 今井は女子100メートル平泳ぎで終盤にライバルを逆転し、1分8秒00の大会新記録をマーク。前日の200メートルと合わせ、女子平泳ぎでは1983年の長崎宏子以来の3年連続2冠に輝き「ずっと目標にしていたので達成できて良かった」と喜んだ。ことしの世界選手権は代表を逃したが、リオ五輪では「必ず代表に入って15歳をいい年にしたい」と力を込めた。

 世界選手権に出場した池江は疲労が残る中、前日の200メートル自由形に続いて100メートルバタフライでも別格のスピードを見せつけた。自身の中学記録には届かなかったが、ただ一人1分を切る58秒76の大会新。「まずまず。今の力は出し切れた」と納得の様子だった。