女子シングルスで昨年の世界選手権銅メダリストの三谷美菜津(24=NTT東日本)が、世界ランク1位サイナ・ネワル(インド)をストレートで破った。今季は不調続きだったが、大金星の8強入り。2枠を争う16年リオデジャネイロ五輪の出場権獲得へ、復調のきっかけをつかんだ。

 三谷が粘った。世界ランク1位を相手に第2ゲームは開始から6連続失点。そこから食らいつき、最後は6連続ポイントを奪った。「長いラリーも我慢できたし、満足。自分らしいプレーが出来た」と喜んだ。昨年の世界選手権銅メダリストも、今年は山口ら若手の成長が焦りにつながり、大スランプ。「6月くらいにはラケットにちゃんとシャトルが当たらないくらい。基本に戻って重いラケットで素振りから始めました」。五輪出場権争いでは現在5番手。「まだまだいける。また明日です」と意気込んだ。