バドミントン女子で来年のリオデジャネイロ五輪の金メダルが期待される山口茜(18=福井・勝山高)が、「スーパー高校生」ぶりを発揮した。6日、熊本を本拠とする再春館製薬所の新入団選手発表会が行われたのは都内随一の高級ホテル、帝国ホテル。集まった報道陣はテレビカメラ約50台など約250人で、関係者を含めれば400人以上という大盛況だった。

 先月のヨネックス・オープン・ジャパンでは、12年ロンドン五輪金メダルの李雪■(中国)に勝ち、リオでの活躍が期待される。同社には12年ロンドン五輪ダブルス銀メダルの垣岩も所属。「先輩に続いて出場し、結果では超えていきたい」と、日本初の金メダルを目標に掲げた。

 「お給料をもらってバドミントンが仕事になる。諦めない責任、自覚を持つ」ときっぱり。照れながらメーク姿も披露し、社会人気分を味わった。初めての1人暮らしとなるが「ホームシックにはならない」。くまモンとも初共演し、ラケットを片手にダンスを踊った。今井監督は「日本の宝です」とさらなる飛躍に太鼓判を押す。今後は五輪出場の権利(女子シングルス最大2人)獲得を最優先し、今月もデンマーク、フランス、ドイツと遠征を続ける。【鎌田直秀】

※■=草カンムリに内の中が入