サーフィンの「東京五輪の星」たちが、米国で「前哨戦」に臨む。

 20年東京五輪の開催都市提案種目に決まってから初の国際大会となる世界ジュニア選手権は11日、米カリフォルニア州オーシャンサイドで開幕。U-18(18歳以下)U-16(16歳以下)の男女12選手が8日、成田空港から出発した。

 正式決定は来年8月とはいえ、五輪競技入りが内定してからサーフィン界は熱い。例年だと20数カ国参加の世界ジュニアも、今大会は40カ国近くが参加。全日本ジュニア王者の田中大貴(17=宮崎・日南学園)は「これまでの大会とは違いますね。海外の選手も、5年後を意識してくると思います」と話した。

 ホスト国として、東京五輪のメダル獲得は当然の使命。ここまで続けてきた若年層の強化が実を結び、近年はコンスタントに表彰台に上がれるようになってきたが、今後はさらに海外の大会参加や遠征を増やしていく方針だ。井本公文コーチは「強化方法などプランはある。これから準備していきます。5年後が楽しみですね」と話していた。