卓球の世界選手権団体戦クアラルンプール大会で日本女子の準優勝に貢献した伊藤美誠(15=スターツ)が、出場予定のなかったリオ五輪女子シングルスのアジア大陸予選会(4月13日開幕、香港)に出場することが11日、分かった。五輪シングルス代表候補の石川、福原が負傷などの理由で本番のシングルスに出場できない場合、団体戦代表候補の伊藤が代役を務めるには大陸予選会に出ておく必要があるという。関係者は万が一に備えて伊藤を大陸予選会に派遣したいといい、今日12日の日本協会理事会で承認される見通しだ。

 伊藤はこの日、大阪・昇陽中の卒業式に出席し、特別功労賞を受賞した。4月から昇陽高に進学。「みんなと修学旅行に行けたら」と期待した。