女子シングルスで昨年スーパーシリーズファイナル女王の奥原希望(日本ユニシス)が世界ランキング1位のカロリナ・マリン(スペイン)を2-1で下し、初の決勝進出を決めた。

 第1ゲームは、ミスを連発し11-21で落としたが、第2ゲームからは本来の粘り強さを取り戻し、角度のある鋭いショットも決まる。主導権を握り、21-12、21-14と連取で勝負を決めた。「決勝まで残れてよかったと安心している。全英で結果を残すことを目標にしてきた」と歴史ある大会で、確かな手応えをつかんだ。

 女子シングルスで日本勢の決勝進出は11年に準優勝した広瀬栄理子以来5年ぶり。優勝なら77年の湯木博恵以来39年ぶりの快挙となる。決勝の13日は奥原の21歳の誕生日。「ラスト1回。もう一度集中したい」と、記念日の快挙で、リオデジャネイロ五輪に弾みをつける。