日本女子期待の新星で、世界104位の大坂なおみ(18)のリオデジャネイロ五輪出場が現実味を帯びてきた。12年全仏準優勝で同18位のエラニ(イタリア)に6-1、6-3で快勝する金星を挙げ、4月4日発表の最新世界ランクで初のトップ100入りを確実にした。次戦は同49位のバボシュ(ハンガリー)と対戦する。

 この金星で次の世界ランクは95位前後、さらに次戦に勝てば85位前後に上昇し、リオ五輪出場も見えてくる。現時点の同ランクで仮定すれば、65位が五輪出場権ライン。残り2カ月で約30位前後、同ランクを上げることは十分に可能だ。

 大坂には有利な条件もある。17歳だった昨年は年齢制限で出場大会数が限られていた。そのため、五輪出場の対象となる残り約2カ月で、同ランクの合計点から1年を経過して失効する減点は少ない。今後は勝てば勝つほど点が加算され、同ランクは上がっていく。