世界6位で第2シードの錦織圭(26=日清食品)は、同5位で第1シードのラファエル・ナダル(29=スペイン)に4-6、5-7でストレート負けし大会3連覇はならなかった。

 両者の対戦成績は錦織の1勝9敗となった。

 錦織はナダルと互角の勝負を演じたが、第1セットは4-5からのサービスゲームをブレークされて落とした。第2セットも互いに2ゲームずつブレークした後、5-6の第12ゲームで3つ目のブレークを許した。

 ナダルは今季初優勝した前週のマスターズ・モンテカルロ大会に続いて2連勝。ツアー通算69勝目を挙げた。クレーコートでの大会は49勝目で、1968年のオープン化以降の最多記録に並んだ。

 錦織は「先にミスをしてしまったり、力んでしまったり。多くのチャンスを逃してしまった。大事なポイントをいくつか取れていれば、結果は違っていたかもしれない」と話した。