世界6位で第2シードの錦織圭(26=日清食品)は、同5位で第1シードのラファエル・ナダル(29=スペイン)に4-6、5-7でストレート負けし大会3連覇はならなかった。
錦織は悔しさを押し隠すように、淡々とナダルとの決勝を振り返った。
-敗因は何だと思うか
錦織 特に大事なポイントで、自分からのミスが多かった。ナダルは毎ポイント、毎ゲーム、重圧をかけてきたので、ポイントを1つ取るのも簡単ではなかった。
-第1セットを落とした時の心境は
錦織 プレー内容は悪くないと思っていたので、自分から主導権を握るスタイルは変えないようにと思った。(第2セットで)1-4になって少し気持ちが吹っ切れて、より打っていくことができた。
-以前に勝った時などとどう違ったか
錦織 ボールがより深く来る回数が多かったので、なかなか攻め切れなかった。主導権を握りづらいポイントが多かった。
-ブレークポイントで決められない展開が続いた。ナダルがさらに力を出した感じがあったか
錦織 先にミスをしてしまったり、力んでしまったり。ブレークチャンスを取れず、自分が焦ってしまったのが一番の原因。