全日本スキー連盟(SAJ)は27日、都内で臨時理事会を開き、昨年12月の米コロラド州遠征で大麻を使用していた未成年のスノーボード男子スロープスタイルで強化指定を受けている2選手に対し、競技者登録の無期限停止などの処分を決め、発表した。

 2選手には18年平昌五輪への道が閉ざされたわけではない。更生が認められ、連盟登録の無期限停止解除、強化指定復帰が実現すれば大会出場は可能になる。SAJは五輪選考基準をまだ発表してはいないが、前回14年ソチ五輪の場合は「国際大会で8位以内を1回以上」などの基準が設けられた。平昌五輪の17~18年シーズンで選考基準を上回る成績を収めれば、代表入りの可能性がある。