今季限りでの引退を表明しているバドミントンの男子シングルス佐々木翔(33=トナミ運輸)に吉報が舞い込んだ。

 アジア選手権(中国・武漢)の男子シングルスで1回戦敗退を喫した27日は、桃田らの違法カジノ問題の余波を受け、リオデジャネイロ五輪に出られるかが分からない中ぶらりんの状態だった。

 「これが個人戦では引退試合なはず。でも、もう何なのか分からない」と戸惑いの言葉を口にしていたが、1日後に五輪への扉が開いた。

 まじめな性格で知られる男は「事件以降は気持ち(を保つの)が難しかった」と、最近の大会は精彩を欠いていた。リオが最後の晴れ舞台となる。