体操のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねるNHK杯は、東京・国立代々木競技場で4日に女子、5日に男子が行われる。

 公式練習の3日は有力選手が記者会見し、男子で既に代表入りした内村航平(コナミスポーツ)は五輪前最後の個人総合へ「手応えを感じられるような演技ができれば。流れをつくる試合にしたい」と意気込んだ。

 男子は白井健三(日体大)が2位、加藤凌平(コナミスポーツ)が3位につけた4月の全日本選手権の決勝得点を持ち点とし、内村を除く最上位が五輪代表に決まる。

 上位3人が代表候補に決まる女子も全日本覇者の村上茉愛(日体大)や、同2位の寺本明日香(中京大)、2連覇を目指す杉原愛子(朝日生命)らが会場で調整。村上は「全日本に続いて優勝し、代表入りしたい」と抱負を語った。

 6月の全日本種目別選手権までに男子は代表5人、女子は代表候補7人が決まり、女子はその後の試技会などで5人へ絞り込む。