リオ五輪本番用の構成で圧勝した内村は「ノーミスでできたのが大きい。着地までしっかり決めることができた」と満足そうに話した。4月の全日本では平行棒などでミス。試合後「自分に怒りを覚える」と言ったが、1カ月で修正した。「(1種目目の)床からリオをイメージした。その後は、自然とイメージしてできた」と振り返った。

 4年前は「体操人生で一番いい演技をしようと思った。そう思うことで、いつも通りじゃなかった」という。リオへ向けては「何も考えないで、いつも通りにやるだけ」と決めた。加藤が代表に決まり、少しずつ戦い方も見えてくる。「たとえどんなメンバーになっても、金メダルはとれる」と、この大会で増した自信を胸に話していた。