ロシア・テニス連盟のタルピシェフ会長は19日、1月から禁止薬物に加えられたメルドニウムに陽性反応を示して暫定資格停止処分を受けた女子テニスのマリア・シャラポワ(ロシア)について「状況は悪く、競技を再開できるか疑わしい」との見解を語った。

 しかしその後、競技引退に言及した発言を撤回し「今は規則でプレーできないと言っただけだ」と述べた。タス通信などが報じた。

 同会長はこれまでシャラポワが医療目的で10年間服用し、今回の摂取は過失だったとして8月のリオデジャネイロ五輪の出場を後押しする考えを示している。国際テニス連盟(ITF)はシャラポワの聴聞会を実施した上で処分を決める。