世界6位の第5シード錦織圭(26=日清食品)が同52位フェルナンド・ベルダスコ(32=スペイン)とのフルセットの死闘を制し、2年連続16強に進んだ。

 6-3、6-4と2セットを連取したが、そこから元世界7位のサウスポーの強打に苦しめられ3-6、2-6と2セットを奪われた。最終5セット、2-2で迎えたベルダスコのサービスゲームをブレークし流れを引き寄せ勝利をつかんだ。

 試合後の錦織は「最初2セット取って、その後は彼のペースでファイナルまでいってた。(第5セット第5ゲームで)ブレークして調子が戻った。最後は粘り勝てて良かったです」と話した。

 錦織の4回戦は世界ランク12位で第9シードのリシャール・ガスケ(29=フランス)と対戦。「まずは疲れをしっかり治して。ガスケとはローマ、マドリードと対戦しているので、その感覚を忘れないようにしてやりたい」と話した。

 ベルダスコとの対戦成績は錦織の2勝2敗。