国際オリンピック委員会(IOC)は28日、2020年東京五輪の追加種目として一括提案される野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目について、プログラム委員会が作成した報告書を公表し「伝統種目と若者向けの種目が融合したダイナミックでエキサイティングなパッケージ」と高く評価して採用を推薦した。

 野球とソフトボールは6日間ずつの日程を提案し、課題とされる米大リーグを含めたトップ選手の出場については「協議を継続中」とした。6チームずつの参加で選手数の合計は234人。「野球は日本で最も観客動員力を持つスポーツで、五輪への注目度を高める」と評価した。

 開催都市の利益を反映させた五輪改革の柱となる追加種目は、8月3日のIOC総会で過半数の支持で採用が正式決定する。