14歳の紀平梨花(関大KFSC)が女子史上7人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)成功後初の国内大会で、ショートプログラム(SP)3位につけた。64・44点で、この日はダブルアクセルなどを披露。9日のフリーでは「入れます。決めたいです」と3回転半の成功を誓った。

 SPでは大きなミスなく滑り切ったが「ジャンプは良かったけれど、ステップがぐらついている。もっと練習しないと」と慢心はなし。その上で「(SPで)もう少し点数が出たかもしれないけれど、それを忘れさせてくれるようなフリーの演技をして、観客のみなさんを魅了させられるようにしたいです」と意気込んだ。首位は昨季世界ジュニア女王の本田真凜(15=大阪・関大中)。近畿規模の大会ながら、世界レベルの競演となりそうだ。