バレーボール女子の日本代表を2012年ロンドン五輪銅メダルに導いた真鍋政義監督(53)が退任し、後任に元代表セッターでプレミアリーグの久光製薬を率いる中田久美氏(51)が就任する見通しであることが12日、分かった。2020年東京五輪を視野に入れた人選で、五輪で指揮を執れば女子日本代表では初の女性監督となる。

 日本協会は先日の女子強化委員会で真鍋監督の退任に伴う次期監督選びで候補を中田氏に一本化することを決めたという。25日の理事会で正式決定する。就任時期は未定。

 中田氏は長く代表の中心選手を務め、1984年ロサンゼルス五輪は銅メダル。12年から久光製薬の指揮を執り、プレミアリーグを3度、全日本選手権は4度制した。

 男子の代表監督は元代表エースでプレミアリーグ、堺の監督を務めた中垣内祐一氏(48)を軸に調整が進んでいるが、南部正司監督(49)が留任する可能性もある。