スーパー女子高生が今季開幕戦から日本記録連発を宣言-。短水路(25メートルプール)で争うW杯第8戦東京大会は25日、東京辰巳国際水泳場で開幕する。24日、同水泳場で前日会見が行われ、池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)は「(出場種目で)自己ベスト、日本記録を出したい」と意気込みを示した。

 リオデジャネイロ五輪はもう過去のものだ。池江はとっくに4年後の東京五輪へ気持ちを切り替えている。今大会は50、100メートル自由形、50、100メートルバタフライ、100メートル個人メドレーの計5種目に出場。「何種目でも記録を更新することが目標。記録が予想以上に出ることを、みなさんに見てほしい」と前だけを見た。

 先月上旬のいわて国体後、約1週間オフをとると、すぐに始動。今月9日の新潟県スプリントからレースにも参戦している。今大会には鉄の女の異名を持ち、リオデジャネイロ五輪で金メダル3個を獲得したカティンカ・ホッスー(ハンガリー)も参戦。この日の会見でも同席した。尊敬している選手を間近にし「東京ではホッスー選手のように複数メダルを取りたい」とあらためて刺激を受けた。4年後の東京五輪に向けて本格的なスタートとなる大会。日本記録連発で勢いをつける。