名門・能代工の70年の第1回から続いていた連覇が、ついに46でストップした。決勝にも進めず、準決勝で敗退した。

 前半から秋田工に主導権を握られ、第4クオーター終盤に5点差まで迫るのが精いっぱい。リバウンドを拾えなかったのも響いた。栄田直宏コーチ(46)は「必死に能代工の姿を守ってこようとした選手たちなので、最後はいい結果で終わらせたかった」と無念の表情を浮かべた。

 ウインターカップとも呼ばれる全国選抜優勝大会では、95~98年の4連覇を含む、最多20回の優勝を誇る。第1回大会から3位に入った昨年の第46回まですべて出場していたが、その権利も逃した。

 現チームは昨年に比べて高さで劣り、1月の県の新人大会で連覇が54で途切れ、6月の全国高校総体県大会でも連覇が47でストップ。1度も全国舞台に立つことができなかった。栄田コーチは「ここまで支えてくれた方々、全国のファンを失望させることに、責任を感じています」と話した。