女子レスリング五輪4連覇の伊調馨(32)が30日、都内で開催された第45回ベストドレッサー賞のスポーツ部門を受賞、授賞式にお気に入りの“勝負着物”で登場した。

 「普段はほぼ男として生きている」と話す伊調だが、30代に入ってから海外選手などに好評な着物に興味を持ち始めたという。

 国民栄誉賞、紫綬褒章と晴れの舞台では決まって着物。「ファッションは昔から好き。着物を着ると(自分も)女性なんだなとうれしくなるし、テンションが上がる。女性らしさを引き出してくれる」とはにかんだ。

 好きな色を問われると「青」と答え、「今日も藍染め。紺のような濃い青も、青空のような青も好き。ジャパンブルー。日本代表の色でもあるので」と説明した。

 恋愛について質問が飛ぶと「本当に勝負の時はこれで」と、着物パワーをフル活用する意気込みだった。