競泳世界短水路選手権の女子100メートルバタフライ、同50メートルバタフライ、男女混合の200メートルメドレーリレーで、それぞれ日本新記録となるタイムで、銅メダルを獲得した池江璃花子(16=ルネサンス亀戸)が13日、成田空港着の航空機で帰国した。

 3種目での銅メダルにも「長水路が本番」といい「これからもっといい色のメダルが取れるようにしたい」と満足した様子はなかった。日本代表の平井ヘッドコーチは「璃花子はすごい。レースに出るのが楽しくて仕方がない感じ」と目を細めた。

 21日からは初の高地合宿でメキシコに向かう。正月休み返上で、標高2400メートルの空気の薄い地で、心肺機能を鍛える。7月にスペインで高地合宿をした16歳の今井月(愛知・豊川高)から助言をもらったと明かし「レースにつながる練習をしたい。病気にもかからないように」。わずか1週間余りの帰国になるが、「ディズニーランドに行きたい。今年は1。2回しか行ってない。(人の)写真を見ると、合宿中の夜でも行きたくなるんです」。リオデジャネイロ五輪では3本連続で日本新記録など脅威の進化を続ける池江も、普通の高校1年生の顔に戻って笑った。