雄物川(秋田)の元日本代表・宇佐美大輔監督(37)の春高初勝利は今年もならなかった。第1セットを奪われ、第2セットも21-24とマッチポイントまで追い込まれる。しかし、渡辺虎央(1年)の活躍で5連続得点で逆転。驚異的な粘りで第3セットまで持ち込んだが、最後は16-25で突き放された。

 これで監督就任後3年連続で初戦敗退となった。「サーブが入らないのが続いてしまったらこういう展開になる。毎年ここに来るのは最低目標として頑張っていきたい。チャンスがあれば1つでも2つでも勝ちたい。来年へ経験をどう生かすかはあの子たち次第」と1、2年生の多いチームの成長に期待した。