【メルボルン(オーストラリア)21日=吉松忠弘】世界5位の錦織圭(27=日清食品)は今日22日午後7時(日本時間同5時)からの全豪オープン男子シングルス4回戦で、3年連続の8強進出を懸けてロジャー・フェデラー(35=スイス)と対戦する。この日は会場で約1時間調整した。錦織の信頼が厚いダンテ・ボティーニ・コーチ(37)が、4大大会歴代最多17度優勝の“生きる伝説”に勝つための3カ条を明かした。

 技術は対等だ。サーブやネットプレーはフェデラーに軍配が上がるが、バックとリターンは錦織が上。フォアは互角。残りは経験と、どれだけ立ち向かう気持ちで挑めるかだ。ボティーニ・コーチは(1)「フォーカス」(2)「ハングリー」(3)「コンフィデンス」と、3つのキーワードを挙げた。

 (1)集中力 「フォーカスし続けることが重要。フェデラー相手では、一瞬の気の緩みが命取り」。

 (2)勝利への貪欲さ 「どんな状況になっても、勝ちたいという気持ちを持ち続けなくてはならない」。

 (3)自信 「リードされても悲観的にならないように」。

 過去2勝4敗で3連敗中。15年ATPツアー・ファイナル以来の対戦で、4大大会では初となる。マイケル・チャン・コーチは「なるべく振り回し、一定のところで打たせない」と、作戦の一端を明かした。

 ◆WOWOW放送予定 22日午前8時55分~、午後4時50分~、WOWOWライブ。男女シングルス4回戦ほか。生中継。放送時間変更の場合あり。