陸上の世界選手権(8月・ロンドン)代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは29日、大阪市のヤンマースタジアム長居を発着点とするコースで行われる。28日は有力選手が大阪城周辺を軽く走り、最終調整した。

 昨夏のリオデジャネイロ五輪代表の伊藤舞(大塚製薬)は「故障なく練習できた。優勝を目指して走る」と意気込み、2012年ロンドン五輪に出場した重友梨佐(天満屋)は「今できることはやった。リラックスしている」と静かに話した。

 20年東京五輪を見据え、日本陸連は後半にペースアップできる選手を強化する方針を打ち出した。今大会のペースメーカーは従来に比べて遅いペースで走り、中間点で離れる予定で、レース展開も注目される。