世界ランク48位の日本が、同25位のイランに快勝した。女優の広瀬アリス(22)と交際している田中大貴(25=A東京)が途中出場で12点を挙げる活躍を見せた。

 田中は世界基準の体格を持つ192センチの大型ガードで、精度の高いシュート力が武器。また、勝負のかかる試合終盤での勝負強さにも定評があり、日本代表でもエース格としての活躍が期待されている。甘いマスクで女性ファンも多く、Bリーグ事務局が公式に選んだ、強くてカッコいい「ミスターB」にも選出されている。この日も外角シュートを中心に要所で得点を挙げ、広瀬アリスを射止めたクールな表情で会場を沸かせた。

 20年東京五輪へ自力出場を目指す日本男子は、5月の東アジア選手権、11月に始まる19年W杯中国大会予選を目標にチームを再建中。昨年11月に14年から指揮を執った長谷川健志氏がヘッドコーチを退任。現在はヘッドコーチを選定中で、協会技術委員会アドバイザーのルカ・パヴィチェヴィッチ氏(セルビア)が代行で指揮を執っている。今回の強化試合は15人が選出されているが、公式大会では12人に絞られるため、代表枠争いの意味合いも強い。11日もイランと対戦する。