Bリーグ1部(B1)東地区最下位の仙台89ERSは、今日17日から西地区最下位滋賀レイクスターズとホームで2試合を戦う。残留プレーオフ(PO)圏脱出へ、絶対に負けられない戦いに強力な新助っ人が加わる。8日からチームに合流した新外国人グレッグ・マンガーノ(27)が今日の滋賀戦からデビュー。16日、仙台市内で行った練習では各選手と積極的にコミュニケーションを取り、チームに溶けこみ機能している様子だった。

 マンガーノの加入について間橋健生ヘッドコーチ(HC、45)は「攻撃でも守備でも、とにかく視野が広い。外国人選手はパスをもらうとすぐにシュートを打って自分で決めたがるが、マンガーノは周りを見てパスを送ることもできる。攻撃のバリエーションが確実に増える」と高く評価。これまでは、特に終盤に外国人頼みでパスを送る場面が目立ったが、マンガーノの加入によって「他の選手も今まで以上に自分の持ち味を出せるはず」(間橋HC)と相乗効果も期待した。

 マンガーノは「SNSを通じてたくさんのファンの方から歓迎のメッセージを頂いた。感謝の気持ちを勝利で表したい」と話し、日本での生活は「仙台は食べ物がおいしくて住みやすい、寒さも気にならないよ」と気に入った様子だ。デビュー戦を勝利で飾り、最下位脱出に貢献する。