東地区最下位の仙台89ERSが、最弱チームに惨敗した。B1(1部)全18チームで最低勝率の西地区滋賀レイクスターズに75-102。第1クオーター(Q)から5点リードを許す劣勢に立たされ、第2以降は一気に突き放された。6連敗、ホームでは13連敗となった。今季5度目の3桁失点に、間橋健生ヘッドコーチ(HC、45)は「ディフェンスをまったく忘れた試合。そのひと言」と厳しく指摘。点差を広げられ、コートに立った5人が焦りから点を取ることだけを考え、持ち味の守備の意識が完全に薄れた。前節まで1試合平均得点71・4の滋賀に、今季初めて100点ゲームを許した。

 デビューした新外国人のグレッグ・マンガーノ(27)は「試合の内容は残念なものになった」と無念の表情。18チーム中、勝率の低い下位4チームで争われる残留プレーオフ圏の16位。ミーティングで間橋HCは「ディフェンスをやらない選手は一切使わない」と選手に伝えた。【久野朗】