女子SPで2連覇のかかる本田真凜(15=大阪・関大中)は、ほぼ完璧な演技で自己ベストの68・35点をマークし、2位発進した。

 薄いピンクの衣装に、髪を2つに分けて結んだツインテールで登場。レイバックスピンから始まり、3回転フリップ-3回転トーループの連続ジャンプなどすべての要素を流れるように、柔らかく滑りきった。芸術面を表す演技構成点は29・73点と、全選手の中でトップだった。

 本田は「去年より今年の方が緊張感がなく、会場の雰囲気やプレッシャーを楽しみながら演技できた。去年優勝して、そこから自分にプレッシャーをかけたり、期待しすぎていたが、今シーズン1年滑って、全てふっきれた。それで演技できたのが良かった」と、いい演技ができた理由を分析した

 今季ジュニアグランプリ(GP)ファイナル覇者で1位のザギトワ(ロシア)との差はわずか2・23点。18日のフリーで逆転優勝を狙う。