6月4日に開幕する全仏オープンジュニアの本戦進出をかけた6カ国の代表男女各6人による「全仏オープンジュニアワイルドカード選手権 in partnership with LONGINES」が今日26日から2日間、パリで行われる。

 ランキングでは本戦に出場できない世界の若手にチャンスを与え、才能を発掘する大会。日本勢の男子は世界ランク255位の白石光(17=東京・有明ジュニアテニスアカデミー)、女子は同76位の永田杏里(17=愛知・南山高)が出場。26日の1次リーグ(2試合)を勝ち抜いて27日の決勝に進み、そこでも勝利を収めれば推薦枠で本戦に出場できる。

 前日25日、予選会場のパリ・モンルージュで公式練習に参加した2人は、赤土コートの感触を確かめながら、中国勢を相手にポイント練習などを実施。対戦する他国代表のトレーニングも視察した。白石は「日本のコートと違って、球がはねるし、思ったよりも(球足が)速かった。でも、しっかり準備できた。本戦出場を目指して1つでも多く勝ちたい」。永田は「ランキングでは出場できない選手が、こういう機会をいただけるのは本当にありがたい。チャンスですし、日本の代表として必ず本戦に出られるように頑張りたい」と抱負を語った。

 白石は米国、ブラジルの代表選手と、永田はインドとブラジルの代表選手とそれぞれ対戦する。