世界ランク6位の日本は、同5位のロシアに1-3で敗れた。

 第1セットは先発した石井優希(26=久光製薬)が7得点を挙げるなど活躍し、25-22で先取する。第2セットはロシアに高さを生かしたスパイクを決められ、19-25で落とし、第3セットも20点まではシーソーゲームの展開となるも、決め切れず22-25。第4セットはジュースまで粘るも、26-28でロシアに競り負けた。

 中田久美監督(52)は「第4セットの最後に取りきれなかった原因はセッター」と分析し、「点数を取れるチャンスで、スパイカーを生かし切るトスを挙げないといけない。セッターの役割を果たすことが課題」と語った。高さのあるロシアに対し、レシーブのできるメンバーで先発を選び、石井や鍋谷友理枝(23=デンソー)を起用した。「サーブではロシアを崩せていた。ロシアの足の長いスパイクに対応するのが難しかった」と試合を振り返った。

 石井は「2セット目からは、厳しい状況で相手のいやなところに返せていなかった」と悔しさをにじませた。セッターの冨永こよみ(28=上尾)は「追い込まれた場面で精神的な弱さが出てしまって悔しい。世界のトップレベルと戦える機会なので、見ている人に面白いと思ってもらえるような試合をしたい」と8日のブラジル戦に向けて意気込んだ。