女子の菊池純礼(21=トヨタ自動車)が初の五輪を確定させた。

 1500メートルは決勝で転倒し6位だったが、500メートルで優勝。選考会3大会の総合ポイントで500メートル、1500メートルともにトップが決まり、日本初の姉妹4人同時五輪出場を目指す菊池家の末っ子が最初に大舞台の切符をたぐり寄せた。

 トヨタ自動車の大応援団を背に、500メートル決勝はスタートからトップを独走。後続の選手を「コース取りでイン(内側)から抜くのがうまい選手が多い」と分析し「しっかりインを閉められた」と逃げ切った。五輪出場権については「とてもうれしいけれど、しっかり通過点として前に進みたい」と言い切った。

 男女の五輪出場枠は5。選考会3大会の成績をポイント化し、各種目(500メートル、1000メートル、1500メートル)の1位は代表決定。残りは全種目の総合ポイントなどで選出し、最後の1~2枠が強化部推薦となる。17日の1000メートルを残し、三女悠希(27=ANA)は総合ランキング3位、四女萌水(もえみ、25=稲門ク)は8位。五輪代表は17日に発表される。