東地区6位のレバンガ北海道は、西地区5位の西宮ストークスに29点差をつけ今季5度目の同一カード2連勝を飾った。

 第2クオーター(Q)に一時は4点差まで迫られたが、エースのマーク・トラソリーニ(20)がチーム最多の20得点を記録。元NBAサンズの新外国人ディジョン・トンプソン(34)も、来日2戦目で初の2ケタ得点となる10得点を決めた。

 今回の2連戦は「卒業」をテーマに開催。試合後に「重大発表」として折茂武彦選手兼社長(47)がファンの前に立ち「(来季B1ライセンス交付の条件となる)債務超過からの卒業ができそう」と発表すると、アリーナが大きく沸いた。複数の大口スポンサーが出資に合意、現在リーグ2位の観客動員や200社を超える広告スポンサーの後押しもあり、約2億1000万円の債務解消が確実となった。

 クラブは債務超過解消計画を2月末にBリーグに提出済みで、14日の理事会後に、来季B1ライセンス交付に向けた第1回の判定結果が発表される。昨年は第2回判定までもつれ込んだが、折茂社長は「ようやく他のチームと同じスタートラインに立てそう」と、笑顔を見せた。