バスケットボールの全日本選手権(天皇杯)で3連覇を飾った千葉ジェッツが13日、都内のホテルで優勝記念祝勝会を行った。恒例となった石井講祐(31)の「カンパカンパカンパーイ」の音頭で、選手、スタッフ、スポンサー関係者ら約120人が勝利の美酒に酔いしれた。

この日行われた栃木ブレックスとの決勝、延長戦残り2・6秒で大逆転の3点シュートを決めた富樫勇樹(25)は「本当に応援ありがとうございました!3連覇最高でーーーーーす!」と満面の笑みで叫んであいさつ。例年、オフシーズンのチーム旅行の行き先を決めているという西村文男(32)は、昨季のハワイに引き続き、「オフシーズンはみんなでハワイに行きたいと思います!チャンピオンシップも取って、グレードを上げてラスベガスも狙って行きたいと思います!」と会場を沸かせた。

千葉での選手時代には現永久欠番の「0」を背負ってプレーしていた佐藤博紀GM(36)は「大野ヘッドコーチ(HC)とは3年目になります。今みなさまから頂いた言葉、『感動した』『この筋書きのないドラマは…』、そういったチームを作りたかったんです。千葉ジェッツを取り巻く全ての人をハッピーにするためにもやらないといけないと思っていました。今後筋書きのないドラマを作っていくチームを、大野HCが作ってくれると思います。本日はありがとうございました」と言葉に思いを込めた。

主将の小野龍猛(31)は、クラブ創設以来の悲願となるリーグ優勝に向け、「あとはもう1つ、去年本当に悔しい思いをしたので、2冠めざして頑張っていきます」。次なる目標への決意も新たにし、3連覇を弾みに前進する。