国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は5日、北京で開いた総会で、2010年バンクーバー冬季五輪と12年ロンドン夏季五輪のテレビ放送権料が38億ドル(約4100億円)に達したことを明らかにした。

 両大会の日本向け放送権は、NHKと民放で構成するジャパンコンソーシアム(JC)が総額325億円で契約した。この2大会でIOCが得る収入は、06年トリノ冬季、08年北京夏季両五輪から46%増という。

 最高位の世界スポンサーとの契約料も05-08年の8億6600万ドルから09-12年は10億ドルに増える見通し。ロゲ会長は「さらに次の4年間では控えめに見積もっても11億ドルになる」と述べた。