2016年夏季五輪招致を東京などと争うリオデジャネイロが、2007年パンアメリカン大会で野球とソフトボールの競技会場だった場所に選手村を建設する計画だ。16年五輪で両競技が復帰した場合は、市北西の遠隔地に新たに会場地を確保するという。

 野球とソフトボールはパンアメリカン大会を機に、水泳会場や屋内競技場が建設された市西部のバーラ地区で実施された。五輪では同地区の競技施設を拡充して五輪公園とし、メーンプレスセンターや国際放送センターも配置する。選手村は同公園に隣接して、昨年の北京五輪限りで実施競技から外れた野球とソフトボールの会場跡に建設される。

 現在も内野のダイヤモンドが残る跡地は、民間の不動産会社が所有する。「高層アパート群として開発される。五輪招致に成功すれば、それが選手村になる」(シレンティ国際部長)という。

 開催都市を決める10月の国際オリンピック委員会(IOC)総会(コペンハーゲン)は、16年五輪で実施競技に追加する2競技も選ぶ。野球とソフトボールは候補の7競技に入っている。(共同)