世界69位で39歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)が14年ぶりに代表復帰した。日本テニス協会は21日、都内で会見を開き、来年2月に行われる女子国別対抗戦フェド杯アジアオセアニアゾーン1部の代表選手4人を発表した。クルム伊達は、96年世界グループ準決勝対米国戦以来の代表入りとなった。

 今代表で最も若い森田あゆみとはひと回り以上の20歳差だ。39歳の日本代表は、64年対南ア戦に出場した宮城黎子(故人)の42歳3カ月に次ぐ年長記録だ。「まだ実感がわかない」。それでも、森田や初代表の瀬間友里加が「伊達さんとプレーできてうれしい」と話すと、「(若い選手を)引っ張っていきたい。目標は世界グループ返り咲き」と、百戦錬磨の経験を伝授する意気込みだ。

 同ゾーン1部は8カ国が参加。4カ国ごとの2チームに分かれ、1位同士が戦い勝者が4月に行われる世界グループ2部との入れ替え戦に出場する。