<テニス:ウィンブルドン>◇22日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ

 日本男子として96年松岡修造以来14年ぶりにセンタコートに立った錦織圭(20=ソニー)が、世界王者に敗れた。世界1位のラファエル・ナダル(24=スペイン)に2-6、4-6、4-6のストレートで敗退した。

 それでもナダルのサーブを破るなど、得意のドロップショットや変幻自在のプレーは、世界の注目を浴びた。会見には、外国の報道陣も混じり「日本は最高の選手を持っている」と、錦織の才能を絶賛した。ただ、錦織自身は決して満足しておらず「すごく勝ちたかった。もう少しいい試合ができたと思う」と、悔しさいっぱい。世界王者相手にも、決して臆(おく)することがなかった。