国際オリンピック委員会(IOC)は5、6日にロンドンで理事会を開き、2014年ソチ冬季五輪の新種目などについて検討する。昨年10月に選んだ候補10種目の判断はロゲ会長に一任されたが、理事会で最終的に討議し、スキーのジャンプ女子やフィギュアスケート団体の採用を決めるとの見方が有力だ。

 日本の活躍が注目されるフィギュア団体は、競技レベルなどを確認する予定だった世界国別対抗戦(横浜)が、東日本大震災の影響で中止された。しかし、IOCは過去の大会の映像や記録を取り寄せて「判断に必要な資料はすべてそろえた」としている。

 昨年のバンクーバー五輪で見送られたジャンプ女子は、ことしの世界選手権で実施されて大きな問題はなかった。