<レスリング:世界選手権>◇3日目◇14日◇トルコ・イスタンブール

 女子48キロ級で30歳の小原日登美(旧姓坂本、自衛隊)が決勝で2009年覇者のマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)に2-1で逆転勝ちして2連覇を達成し、日本勢の金メダル第1号となった。

 小原は非五輪階級の51キロ級で6度優勝しており、8度目の世界女王。5位以上に与えられる五輪出場枠も獲得し、12月の全日本選手権または来年の全日本選抜選手権で優勝すると初の五輪出場が決定する。

 女子51キロ級で初出場した19歳の志土地希果(至学館大)は3位決定戦でカナダ選手に0-2で敗れ、階級変更でこの階級が始まった1997年以降初めて日本勢がメダルを逃した。