<レスリング:世界選手権>◇4日目◇15日◇トルコ・イスタンブール

 59キロ級で初出場の斉藤貴子(自衛隊)が銅メダルを獲得した。モンゴル選手と対戦した3位決定戦で第1ピリオドを落としたが、第2ピリオドから反撃し、第3ピリオドでフォール勝ちした。「メダルを持って帰りたいと思っていたので本当に良かった」とうれし涙を流した。

 拓大までは柔道選手。自衛隊に入ってレスリングに転向した異色の28歳だ。「(リードされた後)無我夢中で点を取りにいった。諦めないで良かった」と感激に浸った。