<ラグビーW杯:日本18-31トンガ>◇21日◇1次リーグA組◇ファンガレイ

 日本代表が1次リーグ3連敗で、目標の「W杯2勝」が消えた。トンガに18-31で惜敗し、決勝トーナメント進出の可能性が完全消滅。1次リーグ3位以内に与えられる次回W杯出場権獲得も逃した。

 日本の1次リーグ敗退は第1回大会から7大会連続で、W杯ワースト記録を更新する17戦未勝利となった。

 日本は開始直後のミスから先制トライを許したものの、前半14分にプロップ畠山健介(26=サントリー)がラインアウトからのモールを押し込み、一時は同点に追いついた。しかし、その後は点を奪った直後にノーホイッスルトライを献上するなど、ミスの連続で完全に自滅。最後はトンガに確実にPGなどで点差を広げられ、力尽きた。

 カーワンヘッドコーチは「非常に残念」と何度も繰り返し「走り勝つことを考えていたが、ラックであれだけミスがあると、修正しようにも思うようにいかない。ターゲットをこの試合に絞っていたが、パフォーマンスを出し切ることができなかった」と悔しそうに話した。

 NO8菊谷主将も「自分たちのミスで試合を作ることができなかった」とうなだれた。