<関東大学ラグビー対抗戦:帝京大95-7成蹊大>◇23日◇東京・秩父宮ラグビー場

 大学選手権3連覇を目指す帝京大が、無傷の4連勝をマークした。前半4分、NO8李聖彰(2年)のトライで先制すると、前半だけで31点をリード。後半も10トライを挙げ、終わってみれば今季最多15トライの圧勝だった。李はチームトップの3トライをマーク。CTB中村亮土(2年)も、前半に2トライを挙げた。

 88点差の圧勝にも、岩出雅之監督(53)の表情に笑顔はない。終了間際、相手BK陣にスペースを突かれ、トライを許したためだ。「最後は我々の甘さが感じ取れた」。11月以降は早大、明大など強豪との対戦が続く。「ここからが本番になってくる。厳しいゲームで力が発揮できるよう、この試合をターニングポイントにしたい」と、フィフティーンの気を引き締めていた。